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口の形はまるで掃除機 、1億1000万年前の草食恐竜の骨格復元

  • 2007年11月16日 12:01 発信地:ワシントンD.C./米国
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2007年11月15日、1億1000万年前のニジェールサウルスの復元予想図。(c)AFP/NATIONAL GEOGRAPHIC

【11月16日 AFP】米古生物学研究チームは15日、掃除機のような形のあごを持つ1億1000万年前の竜脚類恐竜の一種「ニジェールサウルス(Nigersaurus Taqueti)」の復元骨格を公開した。

 研究チーム率いるPaul Sereno博士によると、この恐竜の化石はニジェールで1950年代に発見された。Nigersaurus Taquetiという名前は、1976年にこの恐竜に初めて着目した仏古生物学者のPhilippe Taquet博士にちなんでつけられたものだという。

 ニジェールサウルスは体長13メートル以上で、草を掃除機の吸い込み口のような口で地表の植物類をむさぼり食べていたとみられる。

 研究チームの1人、米シカゴ大学(University of Chicago)のDidier Duthiel博士は1997年、ニジェールサウルスの頭がい骨の初の発掘調査を開始。2回目の遠征で骨格の80%を発見した。

 研究チームがニジェールサウルスの化石をCTスキャンで調べた結果、この恐竜の口は垂直に地面に向かっていたことが判明した。これは従来見つかっている鼻の突き出た恐竜とは全く異なる生態構造だ。

 Sereno博士によると、ニジェールサウルスはゾウのような体とごく軽量の頭部を持っていたが、キリンのように頭を高く上げるのではなく、牛のように頭を下げて草を食べて生活していたという。掃除機のような口の中には500本以上の歯が生え、トクサ類やシダ類を食べるために常に生え替わっていたと考えられている。

 さらに科学者らを驚かせたのは、骨よりも空洞部分の方が多い脊椎だった。論文の共著者であるミシガン大学(University of Michigan)のJeffrey Wilson博士は、「脊椎はまるで紙のように薄い。通常の生活が困難に思えるが、問題はなかったようだ」と述べている。

 この研究は、米ナショナルジオグラフィック(National Geographic)誌によって資金提供されていた。研究の詳細は同誌の12月号および米国の電子ジャーナル「PLoS One」に掲載される。また、同誌の本社では、11月15日からNigersaurusの骨格の展示会が行われている。(c)AFP/Jean-Louis Santini
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