2005年7月5日、南オーストラリアのCoober Pedyで販売される最高品質のオパール。(c)AFP/Torsten BLACKWOOD
【7月26日 AFP】次世代の紙幣は、角度によって色合いが変わるオパールにヒントを得た玉虫色に光る素材を取り入れたものになるかもしれない。この件に関して、28日発行予定の英科学雑誌「ニュー・サイエンティスト(New Scientist)」に記事が掲載される。
この次世代紙幣は、光子クリスタルが含まれたポリエステル製の薄いフィルムで、その構造は重層になっており、見る角度によって特定の可視光波長が遮られ玉虫色に見えるというもの。
これまで、似たような技術はプラスチック製のシートに使用されてきたが、これでは色がくすみ、見る角度によっては乳白色がかったように見えてしまう。
ニュー・サイエンティストによると、英国のサウサンプトン大学(University of Southampton)と、ドイツのダルムシュタット(Darmstadt)にあるGerman Institute for Polymers、および米医薬品大手メルク(Merck)によって共同開発された次世代の紙幣は、「どの角度からでも玉虫色に光る」だけでなく、低予算での大量生産が可能なはずであるとしている。さらに、技術が高度であるため、偽造防止にも有効だという。
また、この技術は食品衛生分野での使用も考えられる。次世代紙幣に組み込まれる微粒子は、食品が腐っているときなど、特定の毒素に応じてその形状などが変化するよう加工することが可能なため、その色を変化させ消費者に知らせることができる。(c)AFP









