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人類はやはり「アフリカから発生」、ケンブリッジ大の遺伝子研究

  • 2007年07月19日 20:14 発信地:パリ/フランス
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愛知万博で、アフリカパビリオンに展示された16万年前のホモ・サピエンスの頭蓋(ずがい)骨の複製。エチオピアで見つかった(2005年4月22日撮影)。(c)AFP/Kazuhiro Nogi

【7月19日 AFP】「人類の起源はアフリカにある」とするケンブリッジ大学(University of Cambridge)の研究チームによる研究結果が、18日付の英科学誌「ネイチャー(Nature)」に発表された。

 「ホモ・サピエンス」の学名を持つヒトの起源については、大きく分けて2つの仮説がある。地球上の複数の地域の原人(ホモ・エレクトス)が同時発生的に進化して新人になったとする「多地域進化説」と、アフリカ大陸で進化した新人が世界中に散らばっていったとする「出アフリカ説」だ。

 1987年以降、「出アフリカ説」を実証するために母系遺伝するミトコンドリアDNAを中心とした遺伝子研究が進められてきた。

 一方「多地域進化説」派は、世界各地から出土した頭蓋骨はそれぞれ明らかに異なる特徴を有していることに着目し、異なる地域でほぼ同時期に少しずつ新人類へと進化していったと主張している。

 今回ケンブリッジ大学の研究チームが発表したのは、この2つの仮説を組み合わせた新説。

 研究チームはまず、世界各地の男性の頭蓋(ずがい)骨4500個について遺伝的多様性の分析を行った。

 その結果、アフリカから距離が離れるにつれて、その集団の遺伝的多様性が低くなることが分かった。これは「ボトルネック効果」、つまり他の土地に移住した種族が戦争や疫病などによって一時的に人口が減少し近親婚を行った結果とみられる。

 また、頭蓋骨のさまざまな特徴を比較したところ、アフリカ南東部の頭蓋骨が最も多様性に富む一方、アフリカから遠ざかるほど多様性は減少していった。

 この2つの結果から、研究チームは「人類がサハラ以南のアフリカのある1地域から発生したことは明らか」だと結論づけている。ちなみに同チームは「多地域進化説」も検証したが「納得のいく結果は得られなかった」としている。(c)AFP
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