【ロンドン/英国 11日 AFP】11月に米国で開催される米国防総省高等研究計画局(DARPA)主催のロボット自動車レース「Grand Challenge」を前に、ロンドンの科学博物館(The Science Museum London)で11日、レザーセンサーとコンピューターにより操作されるロボット自動車が公開された。
■ロボット自動車レースに出場予定のドイツの技術
展示されたフォルクスワーゲン(Volkswagen)パサート(Passat)2.0TDIには、道路や、建物、他車、歩行者の状況を200メートルの範囲で把握するために、眼球の替わりをするレザーセンサーが、前部に2個、後部に1個取り付けられている。
この車両に搭載されたコンピューターは、ドイツに本部を置くIbeo Automobile Sensor companyが開発したもの。同社CEOのUlrich Lages氏は、「私たちは自動車関連のテクノロジー分野で世界最高のレベルを誇る他社と競い合っています。当社は大企業と比べれば小規模なチームであり、予算も多いとはいえませんが、DARPAのレースでは勝てる可能性は、充分にあると思います」と語る。
また、「私たちの斬新なレザーテクノロジーは対物、状況把握において特に、競合他社より数年先をいっていると自負しています」とLages氏は続けた。展示された車両は、Grand Challengeとしては第3回目となるUrban Challengeの60マイルのコースに出場する予定となっている。
■ロボット自動車の生産化に向けた第一歩
一方、2008年には、こうした対物、状況把握におけるテクノロジーを搭載した新しいフォルクスワーゲンのモデル、Christened LUXが、小規模な生産体制に入る予定だという。Ibeo Automobile Sensor companyはこうしたテクノロジーが、徐々に市販車両の装備の一部となることを期待している。
2月に米国のサンフランシスコで開催された会議で科学者達は、2030年までにロボット自動車が人間を乗せて走行することとなるだろという予測を示していた。
写真は11日、科学博物館に展示されたロボット自動車の車内を見学者に説明する担当者。(c)AFP/CHRIS YOUNG
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