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彗星探査機ロゼッタ、火星の地表250キロに接近し軌道修正 - フランス

  • 2007年02月26日 14:22 発信地:フランス
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写真はロゼッタが25日に撮影した火星。(c)AFP/ESA

【パリ/フランス 25日 AFP】欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)は25日、彗星(すいせい)探査機「ロゼッタ(Rosetta)」が火星の地表250キロまで接近し、その重力を利用して軌道を修正する「スイングバイ」を行ったと発表した。

 ロゼッタは25日2時(GMT)から40分かけて、地球から見て火星の裏側にあたる部分を通過、地上管制センターのモニターから15分間姿を消した。ESAのElso Montagnon広報官は、「火星の陰に入ると、ロゼッタからの信号が途絶え、予定どおり15分後に復活した」と述べた。

■時速4万9000キロで航行中に電源切り替え

 EPAが「宇宙ビリヤード(cosmic billiards)」と呼ぶスイングバイの間、太陽光が完全に遮られることから、ロゼッタは動力を2枚の巨大ソーラーパネルから充電池に切り替えた。

 電源の切り替えは通信が遮断された状態で、時速約3万9000キロで航行し続けながら行われた。ロゼッタのバッテリーは電源としてではなく、打ち上げ後の安定性向上を主目的として設計されている。
「ソーラーエネルギーが遮断されるという点が、大きな気がかりだった。ロゼッタにとって初めての経験で、バッテリーが十分持つかどうか100%の自信はなかった。実に重大な局面だった」(Montagnon広報官)

 なお、スイングバイの間、ロゼッタは火星の写真を撮影し地上管制センターに送付した。

 ロゼッタは10億ユーロ(約1600億円)を投じて開発され、2004年に打ち上げられた。10年かけて地球から約71億キロの地点まで航行し、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(Churyumov-Gerasimenko)にランデブーする計画だ。

 写真はロゼッタが25日に撮影した火星。(c)AFP/ESA

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