【ワシントンD.C./米国 16日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は16日、オーロラの発生源を特定することを目的とした磁気圏観測衛星テミス(THEMIS)を打ち上げる。
プロジェクト名「THEMIS(Time History of Events and Macroscale Interaction during Substorms)」は、秩序と正義を司るギリシャ神話の女神テミスにちなんで名付けられた。米カリフォルニア大バークレー校との2年間の共同ミッションで、5台の衛星を軌道上に1列に並べ、オーロラを発生させるサブストーム(小嵐)の全容を捉える。地上では、アラスカとカナダの観測拠点でオーロラ現象の撮影を行う。
本ミッションのマネージャーをつとめるFrank Snow氏は、「オーロラを単なる北半球に輝く神秘的な現象としてではなく、その実態を解明し、磁気圏が太陽風から我々を守っている裏づけを得たい」と語った。
太陽風が磁気圏でゆがめられて「磁気圏の尾」に終結し、ここに蓄積されたエネルギーが散発的に解放されて赤道付近でサブストームが発生、これが両極に流れた状態が「オーロラ」であると考えられている。ただし、オーロラの源ともいうべきサブストームが磁気圏のどこで発生するのかは、わかっていない。
過去にも同様のミッションが行われたが、オーロラの謎の解明に至る充分なデータは得られなかった。
写真は、スウェーデンのErikslundで撮影されたオーロラ(2003年8月19日)。(c)AFP/SVEN NACKSTRAND
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