【サンフランシスコ/米国 18日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は17日、オーロラの解明に向けた新プロジェクトを発表した。このカリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)と共同研究は、2億ドル(約240億円)をかけて5台の衛星をロケット1機に搭載して打ち上げる予定である。
打ち上げはケープカナベラル(Cape Canaveral)にて2月15日を予定。大気圏上層部の磁気圏に蓄積された太陽風のエネルギーが解放され、旋回しながら発光するオーロラの仕組み解明を目指す。プロジェクト名「THEMIS(Time History of Events and Macroscale Interaction during Substorms)」は、秩序と正義を司るギリシャ神話の女神テミスにちなんで名付けられた
■ オーロラの解明
THEMISのプロジェクトマネジャーFrank Snow氏は「オーロラを単なる北半球に輝く神秘的なの現象としてではなく、その実態を解明し、磁気圏が太陽風から我々を守っている裏づけを得たい」と語る。
これまでは1台の衛星で調査が行なわれていた。エネルギーが爆発的に解放されて発生する「サブストーム」の発生源を特定することはできなかった。
THEMISでは5台の衛星を打ち上げて軌道上に1列に並べ、オーロラを発生させるサブストームの全容を初めて捉える。
THEMISのVassilis Angelopoulos主席研究員は「太陽と地球の関係解明に向けて新たな時代を切り開くと確信している」と自信をのぞかせる。「およそ30年にわたって太陽風の観察が行なわれてきた。この研究は宇宙物理学そのものと同じくらい古い歴史があるのだ」と同氏は付け加える。
写真はスペースシャトル・ディスカバリー(Discovery) から撮影されたオーロラ。(c)AFP/NASA
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