【シカゴ/米国 26日 AFP】わが子にさっさと葬られるのではないか、という母親たちの「姥捨て恐怖」はあながち誤りではないかもしれないという研究結果が発表された。
頻繁な出産や子育ての苦労は、母親の健康や寿命に大きな負担となり、ましてやそうしたストレスのかかった後に高齢出産した子どもたちの健康までをも危険にさらすという。
ウィーンの「コンラート・ローレンツ動物行動学研究所(Konrad Lorenz Institute for Ethology)」の研究によると、他の生物と同様にヒト、特に女性にとって、再生産(生殖)と生存の間には代償が存在するという。
同研究は、一夫多妻を認めることで知られる米国ユタ(Utah)州のモルモン(Mormon)教徒カップル2万1000組について、19世紀に残された統計資料を分析した。カップルらの結婚時期は1860年から1895年で、1カップルの子ども数は平均9人、孫の数は平均16人だった。
結果からは、生んだ子どもの数が多いほど、生んだ女性の生存率が下がる傾向が見られた。これは、矢継ぎ早に出産したことが影響しているとみられ、連続出産が病気や死亡に対する高リスクをもたらすとする他の研究結果とも符合した。
また、多人数の兄弟姉妹の一番最後に生まれた子どもほど体が弱く、自分の家族を持てる年齢まで生き残りにくかったことも報告された。最後のほうに生まれた子どもが18歳を超えて生きる確立は同じ家系の年長の子どもに比べて低く、12人以上の兄弟姉妹を持つ一番下の子どもに関しては特に生存率が低かった。
写真は子どもを抱く母親。(c)AFP/FARZANA Wahidy
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