【ヒューストン/米国 19日 AFP】国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングしている米スペースシャトル「ディスカバリー(Discovery)」のクルーは18日、予定外の4回目の船外活動を実施し、これまで数回にわたり失敗していた太陽電池パネルの折りたたみに成功した。
今回のディスカバリーの飛行目的の1つは、9月に設置された新しい太陽電池パネルが太陽光を追跡できるように、古い太陽電池パネルの片側を折りたたむことだった。
米航空宇宙局(NASA)は13日に遠隔操作によって作業を試みたが、ワイヤーのトラブルで順調に進まず途中まで収納した状態で作業を中断した。続いて14日、Thomas Reiter 飛行士らはNASA技術担当者の指示を受け、30秒間ずつパネルを揺らすなどしたが、折りたたみに失敗。さらに15日と16日にも、複数の宇宙飛行士が船外活動を行い、手作業でパネルを収容させようと試みたが、最後まで折りたためなかった。
■ 飛行期間を延ばし再挑戦
数回にわたる作業の失敗の結果、ISSのフライト・ディレクターJohn Curry氏は18日、ディスカバリーの飛行期間を1日延ばし、4回目となる船外活動の追加を決定。これを受けて、ロバート・カービーム(Robert Curbeam)飛行士とクリスター・フューゲルサング(Christer Fuglesang)飛行士は同日、スペースシャトル史上初の2日間連続となる船外活動を行った。宇宙飛行士らは、パネルを揺らすなど5時間以上におよぶ活動の末、巻き取り途中で引っかかったワイヤを外し、ようやくパネルの折りたたみに成功した。
作業中、宇宙服を小さな宇宙粒子「流星塵」(micro meteorite)が貫通する危険もあったため、宇宙飛行士らは「宇宙を背景にした壮大な地球の景観を楽しむ余裕はまるでなかった」という。
今回の飛行中、すべての船外活動に加わったカービーム飛行士は、シャトル史上初めて1度の飛行で4回の船外活動をした飛行士となった。
飛行期間の延長により、当初21日に予定されていたディスカバリーの帰還は、22日に延期された。同機には予備の酸素、電力などが一日分しかないことから、遅くとも23日までに帰還する必要があるとされている。
写真は18日、第4回目の船外活動中のカービーム飛行士。(c)AFP/NASA
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