【パリ/フランス 13日 AFP】パリで13日、Web 3.0に関する欧州会議「Le Web 3」が開幕した。会期2日間の同会議には約1000社が参加し、Web 3.0の見通しに関する協議が行われた。
ウェブ上のエコシステムには、これまでに、目には見えない2つの革命が発生。そして現在、3つ目の革命を目の当たりにしている。最初の「革命」は、「Web 1.0」。BBCやディズニー(Disney)、既存の新聞各社が、ウェブ上で「バーチャル・ショップ(仮想店舗)」やニュース、画像を一方的に提供するものである。
2番目の「革命」は、「Web 2.0」。ここでは、ブログやホームページに意見や映像を掲載したり、オンライン百科事典のウィキペディア(Wikipedia)などの共有サイトに書き込むなどして、インターネット・ユーザーは「コンテンツ・プロバイダー」に変貌する。
そして、到来間近とされる3番目の「革命」が、「Web 3.0」。言うなれば、今まで個々のスタイルをもった踊りが、それらの要素を巧みに取り入れた「複雑なタンゴ」のような社交ダンスの域に到達するということであろうか。
■ Web 3.0革命がもたらすもの
「この新しい革命はどのような恩恵をもたらすのであろうか?」。この会議に参加している業界の名だたる代表らが最も興味ある議題であり、多くは多大な収益を期待している。
一方、10月にグーグル(Google)がビデオ共有サイトYouTubeを16億5000万ドル(約1930億円)で買収すると発表したことなど、「熾烈な生き残り競争」を予感させ、多少の暗い影を落としたことは否めない。
同会議に出席した音楽・映像配信会社の米アルトネット(Altnet)のAnthony Rose氏は、Web 2.0を「管理人はいるが無政府の状態」と表現。さらに、「大半の人がその存在を知らないままに消えようとしている、バブルのような存在」と表現した。Web 3.0では「民主主義が拡大してエンドユーザが権限を持ち、企業と個人の力関係に変化が起こる」と予想した。
Rose氏は、YouTubeのフランス語版「Dailymotion」の買収が取りざたされていることを例に挙げ、ウェブの新規事業への資金は依然活発に流れていると指摘。ただし、こうした投資ラッシュの陰で、高額な買収費用の調達はいまだに難問となっている。
写真はブログを閲覧するユーザー(2006年1月26日撮影)。(c)AFP/Francois Lo Presti
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