写真は宇宙旅行を終え、カザフスタンのバイコヌール(Baikonur)に帰還した際のアンサリさん(2006年9月18日撮影)。(c)AFP/MAXIM MARMUR
【モスクワ/ロシア 14日 AFP】ソユーズ(Soyuz)有人宇宙船を使用してISSへ向かう約10日間の宇宙旅行の価格は、2000万ドル(約23億円)以上。だが、こうした高価格にもかかわらず、すでに4人の民間人が宇宙旅行を経験し、現在も希望者は後を絶たないという。
「国際宇宙ステーション(International Space Station、ISS)への旅行希望者の順番待ちリストは、2009年まで予約でいっぱいだ」
日刊紙「Troud」の取材に対し、ロシア宇宙局(Russian Space Agency)のAnatoly Perminov氏がこのように語ったことが同局Webサイトで伝えられた。
■「早い、安い」宇宙旅行の開発検討へ
宇宙旅行への需要が高まりを見せていることから、ロシアの科学者らはその対策として、「早くて安い宇宙旅行」の開発に取り組みつつあるという。
国内のある企業は現在、従来より大幅に低価格な宇宙旅行を提供できる準軌道(Sub orbital)用宇宙旅客機の開発を検討している。ただし、低価格となる分、ISSに滞在できる時間は短くなるという。
Perminov氏は、「この旅客機を利用する旅行者は周回軌道を一周することはできないが、その代わり宇宙空間に数分間滞在できる」と語る。
■「また挑戦したい」とアンサリさん
9月、イラン出身の米実業家アヌーシャ・アンサリ(Anousheh Ansari)さんは、世界初の女性宇宙旅行者でもある。旅行を終えてカザフスタンに降り立った際、次のように語った。
「とても楽しい旅行だった。再び参加できる機会があれば、ぜひ挑戦したい。その際は、目的地がISSでも、あるいは新たな手段で宇宙空間を目指すものでも、どちらでもよい」
アンサリさんのほかにも、米国の実業家デニス・チトー(Dennis Tito)氏(2001年)、南アフリカのマーク・シャトルワース(Mark Shuttleworth)氏(2002年)、米国のグレッグ・オルセン(Greg Olsen)氏(2005年)の3人が宇宙旅行を経験している。
写真は宇宙旅行を終え、カザフスタンのバイコヌール(Baikonur)に帰還した際のアンサリさん(2006年9月18日撮影)。(c)AFP/MAXIM MARMUR
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