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セックスの相手が複数いるメスは健康な赤ちゃんを産む確率が高い - オーストラリア

  • 2006年11月03日 11:48 発信地:オーストラリア
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写真は音楽を聴く新生児(2004年7月29日撮影)。(c)AFP/FRANTISEK IVAN/CTK

【シドニー/オーストラリア 2日 AFP】オーストラリア国立大学(Australian National University)の研究チームは2日、「セックスの相手が1匹しかしないメスよりも、複数いるメスの方が、健康な赤ちゃんを産む確率が高くなる」との研究結果を発表した。「フリーセックス」をテーマに有袋動物で実験を行っていた同チームによると、複数の相手とセックスするほど、生まれた子供の生存率が高くなることが初めて立証されたという。

■セックスの相手が複数いるメスが産んだ子供の生存率は相手が1匹のメスの3倍

 研究では、オーストラリア南東部の森で採取されたアンテキヌス(ネズミ大の肉食有袋動物。タスマニアデビルの遠縁とされる)の性生活を2年間追跡調査し、生殖の実態を明らかにした。チームリーダーのDiana Fisher氏によると、メスはフリーセックスにより、優良な精子を持つオスとセックスできる確率が高くなり、優良な精子を持つオスとの間に生まれた子供の生存率も通常の2倍に跳ね上がることが初めて実証されたという。また、セックスの相手が複数いるメスが産んだ子供の生存率は、セックスの相手が1匹しかいないメスの3倍にものぼったという。

 一部の動物のメスに複数のセックスパートナーがいる理由については、これまで、「食料と保護を受けることへの対価としてのセックス」「オスが不妊症だった場合の対策」「誤って近親交配した場合の遺伝学上の悪影響の軽減」などの説があった。

■交尾期の極度の疲労で命を失うオス

 フリーセックスによる恩恵は多いものの、オスは、交尾期の極度の疲労と他のオスとの「メスをめぐる争い」により、1年目の短い交尾期のあとで死んでしまうケースが多かった。その一方でメスの負担は軽く、2~3年目の交尾期まで生き延びた。

 詳細な研究結果は、科学雑誌「Nature」に近々発表される。
 写真は音楽を聴く新生児(2004年7月29日撮影)。(c)AFP/FRANTISEK IVAN/CTK
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