【シカゴ/米国 24日 AFP】野菜は脳に良い食べ物である―最新の研究で、野菜を食べると加齢後の認識衰退の予防につながることが明らかになった。
「野菜を1日1皿以下しか摂取しない人に比べ、2.8皿以上摂取する人のほうが、認識衰退が40%程度、遅いことが分かりました。年齢に換算すれば、約5歳若いことに相当する、と言えるでしょう」と、シカゴのラッシュ大学医療センターのマーサ・クレア・モリス(Martha Clare Morris)博士は研究結果のプレスリリースの中で述べている。
高齢者3718人を対象に6年間のデータを集めた研究では、野菜、特に緑色葉野菜を食べることが、認識衰退予防と関係のあることが分かった。また、年齢が高齢になるほど、1日2皿以上の緑葉野菜を食べるかどうかの影響が大きいことが明らかにされた。
■記憶力を維持するにはビタミンEが決め手
一方、果物を食べるかどうかは記憶力の衰退にまったく関係のないことが分かり、研究者らを驚かせた。
「この結果は意外だったし、さらに研究すべき課題が生じました。たぶん、野菜には認識衰退のリスクを下げるのに役立つビタミンEが多量に含まれているからだと思います。果物にはありません。また、野菜を食べる時はたいていドレッシングなどの油脂とともに摂取しますが、油脂はビタミンEの吸収を促進します。果物が認識力の変化に関係がない理由を解明するには、より深い研究が必要ですが」とモリス博士は言う。
研究結果の報告は、米国神経学会(Academy of Neurology)の学会誌「Neurology」の2006年10月24日号に掲載されている。(c)AFP
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