【プラハ/チェコ 16日 AFP】太陽系の惑星は、これまでの9個から3個増えて12個になる可能性がでてきた。
プラハで開催中の国際天文学連合(IAU)総会で16日、惑星の新定義が提案された。それによると、「古典的惑星」8個と、「冥王星族」(冥王星、冥王星の衛星とされてきた「カロン」、「第10惑星」の2003 UB313)、および火星と木星の間にある小惑星「セレス」を加えて12個となる。
高性能の天体望遠鏡が太陽系の外側に大型の天体複数個を発見、「惑星」(ギリシャ語の「放浪者」が語源)の定義の見直しを迫られていた。IAUのRon Ekers理事長によると、太陽系の外側で発見されたものは「冥王星と同等もしくはより大きい天体」で、これらを新しい「惑星」と見なすかが焦点になっているという。
惑星の定義を巡っては、米観測チームが2005年7月に地球から150億キロ離れた、冥王星よりも大きい天体「2003 UB313」を「第10惑星」として発表した際に、「UB313は、カイパーベルト天体群(太陽系の外側を回っている10万個の氷塊)の1個にすぎない」とする天文学者との間で議論が沸騰した。
IAUは1919年設立の、天文学をめぐる課題を話し合う国際組織で、総会は3年ごとに開催され、天文学者2500人が出席した今回の第26回総会では惑星の新定義が提案された。
定義の原案では、惑星を「恒星を周回しており、かつ、自ら球状の形を維持できる重力を持つ天体」としている。惑星定義委員会のRichard Binzel氏は、惑星と判断する際の科学的根拠を「重力」に置いたと明かした。
IAUは今回、惑星に昇格する可能性がある複数の天体も示している。
今回の提案が24日の総会で承認された場合、太陽系の惑星は、(太陽から近い順に)水星・金星・地球・火星・セレス・木星・土星・天王星・海王星・冥王星・カロン・2003 UB313(名称未定)で構成されることになる。また、提案では、軌道が海王星から内側にあるものを「古典的惑星」、軌道が海王星の外側にあるもの、つまり公転周期が200年以上のものを「冥王星族」に分類した。
写真は惑星のモンタージュ。(c)AFP/ NASA
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