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9月の飛行に向けて、日本人初の「宇宙観光旅行者」が訓練中 - ロシア

  • 2006年07月27日 21:20 発信地:ロシア
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写真は、モスクワ郊外のスターシティ(Star City)内の「空飛ぶ実験室」として知られる無重力訓練機IL-76 MDK aircraftで、無重力での「訓練飛行」を楽しむ榎本氏(中央上)。(c)AFP/MAXIM MARMUR

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【ヒューストン/米国 28日 AFP】幼い頃に見た人気アニメ番組がきっかけで宇宙旅行を夢見た日本人実業家、榎本大輔(Daisuke Enomoto)氏(35)は9月、ロシアの宇宙船に乗り、子供時代の夢を実現させる。

「ガンダム」に触発され日本初観光宇宙旅行に挑む

少年のような容姿、短い髪を金色に染め、自ら「おたく」を公言する榎本氏。IT事業で得た巨額の富で、「宇宙行きの搭乗券」を手に入れた。少年の頃からの夢をかなえるチケットでもある。2006年9月に、4人目の民間宇宙旅行者として、ロシアのソユーズ(Soyuz)宇宙船に乗船し、国際宇宙ステーション(ISS)に向かって飛び立つ。

 子供時代、宇宙ロボットを描いた人気アニメ番組「ガンダム」を見て育った榎本氏は、今回の宇宙旅行に、ガンダムの登場人物が着ていた服をもとにデザインした宇宙服を持参する。さらに宇宙ステーションの中では、おもちゃのロボットも組み立てることにしている。また、デジタルカメラを持ち込み、撮影した画像を自分のウェブサイトに掲載する予定だという。榎本氏は27日、テキサス州ヒューストンにある米航空宇宙局(NASA)のジョンソン宇宙センター(Johnson Space Center)で「無重力状態でロボットを組み立てる様子を、後でみんながダウンロードできるようにしたい」と語った。

 このほかの榎本氏は宇宙旅行中、90分間ごとに地球を1周する軌道実験室での科学研究にも参加する。無重力状態で眼がどのように反応するかを調べ、乗り物酔いの研究に役立てるという。

宇宙飛行士としての訓練は、「23億円の小切手」を切るより難しい

宇宙旅行は、高額の小切手を切るだけの簡単なものではない。榎本氏は過去数ヶ月間、モスクワ郊外の宇宙飛行士訓練校で集中訓練を受けた。現在は800メートルを、訓練を受ける前より4分間も短い22分間で泳げる。水上への不時着に備え、黒海(Black Sea)に沈めたカプセルの中で自分の装備をすばやく取り外す訓練も受けた。
「僕は一種のおたく。運動はしない」という彼も、今は「体がだいぶ鍛えられてきている」という。実際、訓練を受ける前より4分間も早く、800メートルを22分間で泳げるようになった。

榎本氏は、米国のMichael Lopez-Alegria氏、ロシアのMikhail Tyurin氏という2人のベテラン宇宙飛行士とともにソユーズに乗船し、10日間の宇宙旅行へ飛び立つ。榎本氏はヒューストンで行われた、同乗する2人の宇宙飛行士との合同記者会見で榎本氏は、「100%緊張していない、とは言えない。ほんの少し緊張しているが、もう900時間以上におよぶ訓練を受けているので自信はある」と語った。

榎本氏は、元ライブドア社の取締役の。氏がこの宇宙旅行のために支払った費用は2000万ドル(約23億円)になる。今回の宇宙旅行が成功すれば、将来、民間宇宙事業に投資する可能性もあるという。

 世界初の民間人宇宙観光旅行は、2001年に米国の実業家デニス・チトー(Dennis Tito)氏が実現した。続いて南アフリカ共和国のMark Shuttleworth氏が2002年に、米国のGreg Olsen氏が2005年に2000万ドル(約23億円)を投じて8日間、宇宙ステーションに滞在した。榎本氏は世界で4人目、日本で初の民間人宇宙観光旅行となる。

写真は、モスクワ郊外のスターシティ(Star City)内の「空飛ぶ実験室」として知られる無重力訓練機IL-76 MDK aircraftで、無重力での「訓練飛行」を楽しむ榎本氏(中央上)。(c)AFP/MAXIM MARMUR

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