【9月24日 AFP】ドイツのハッカー集団、「カオス・コンピューター・クラブ(Chaos Computer ClubCCC)」は23日、米アップル(Apple)のスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5S」に搭載されている指紋認証システムを不正に通過することができたと発表した。「5S」は、20日に発売されたばかりの新機種だ。

「カオス・コンピューター・クラブ」は、ホームページで「日常的な極めて単純な方法」を用いて、指紋認証システムを破ることができたと述べ、「ガラスのコップに残された端末所有者の指紋を写真に撮るだけでロックを解除するための指紋が入手できる」ことを明らかにした。CCCがAFPに語ったところによると、瓶やコップから指紋を採取すれば誰でも簡単に不正アクセスすることができるという。
 CCCは、不正利用を防ぐ方法として指紋認証システムがふさわしくないことが再度証明されたとし、端末のロックや解除には通常のパスワードを使用するよう呼びかけた。(c)AFP