【8月7日 AFP】米SNSフェイスブック(Facebook)は6日、ニュースフィードの表示方法を変更し、また「友達」が投稿した情報を見つけやすくなるようにした。

 第1の変更点は、見落とした過去の重要な更新情報を上位に再表示させる「ストーリーバンピング(Story Bumping)」。3万点のシグナルをもとに、ユーザーにとって重要と判断した過去の投稿を引っ張り上げる。フェイスブックによると、実験では、「バンピング」導入により、ニュースフィードの更新の読まれる割合が57%から70%に上昇したという。

 第2の変更点は、ユーザーが最後にやりとりした相手を重視し、その相手の更新に高い優先度を与えるというもの。「ユーザーにとっての最新の興味を捉えたかった。シグナルの多くは『友達』との関係性など長期的なものだが、われわれはリアルタイムの要素を取り込みたかった」と、フェイスブックのニュースフィード部門技術者のラーズ・バックストロム(Lars Backstrom)氏は説明している。

 フェイスブックのニュースフィードは、およそ1500件の更新情報をランキングし、そのうち300件を表示している。ランク付けの上で重要な要素は関係性やコメントやシェア、「いいね」の頻度、「友達」による投稿への反応などという。

 バックストロム氏のチームは毎週火曜日に集まり、ニュースフィードの改善方法について話し合っているという。バックストロム氏は、ニュースフィードのランク付けが検索結果の最適化という点でグーグル(Google)やBingなどの大手検索エンジンと同じ課題に直面していると述べ、「われわれの目標は、一人一人の読者に最適化された新聞を作ることだ」と述べた。(c)AFP/Glenn CHAPMAN