【4月5日 AFP】交流サイト最大手の米フェイスブック(Facebook)は4日、アンドロイド(Android)を搭載したスマートフォンの「ホーム」にフェイスブックを登場させる新しいソフトウエアを発表した。急成長するモバイル市場で、同じく米国のアップル(Apple)やグーグル(Google)との競争に打ち勝とうとする動きの1つと見られる。

 フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)が明らかにしたところによると、この新しいソフトウエア「Home」は、最新版のアンドロイドを搭載している台湾・宏達国際電子(HTC)や韓国・サムスン電子(Samsung Electronics)の携帯電話のホームスクリーン(待受画面)に、あらかじめフェイスブックを組み込むもの。

 このソフトを使えば、携帯電話の電源を入れると即座にフェイスブックの「カバーフィード」が表示されるようになる。4月12日から米国で、グーグルのオンラインストア「グーグルプレイ(Google Play)」からダウンロード可能となる。

 フェイスブックによると、欧州でも同ソフトが今後数か月の間に利用開始となる見込みで、さらに同ソフトをタブレット端末向けにも開発中だとしている。

 同ソフトは、HTCが提供。HTCは、フェイスブックをあらかじめホームスクリーンにインストールしたスマートフォン「HTCファースト(HTC First)」を発売する予定で、この端末は米AT&Tから100ドル(約9600円)で販売されることになっている。(c)AFP/Glenn Chapman