【2月19日 AFP】米ファストフード大手バーガーキング(Burger King)のツイッター(Twitter)アカウントが18日、何者かにハッキングされライバルのマクドナルド(McDonald's)のものに置き換えられたうえ、バーガーキングがマクドナルドに買収されたとの虚偽のメッセージが投稿される事件があった。

 バーガーキングのツイッターロゴも赤字に黄色いMのロゴにすり替えられ、「バーガーキングはたった今、マクドナルドに売却された」とのツイートや、17歳のラップ歌手チーフ・キーフ(Chief Keef)の宣伝が書き込まれた。だが、ハッキングに気づいたバーガーキングが直ちに自社アカウントを凍結した。

 バーガーキングはAFPに対し書面で、「正当なわが社のサイトが回復するまで」ツイッターアカウントを凍結すると説明。「業界他社を名乗ったツイートや不適切な情報を誤って受け取ったバーガーキングのファンやフォロワーに謝罪する」と付け加えた。

 マクドナルドも、自社のツイッターを通じてバーガーキングに対し「ハッキングとは全く無関係であることを保証する」とのメッセージを送った。

 一方、ツイッター広報はAFPの問い合わせに、個人情報保護とセキュリティー上の理由で個々のアカウントに関するコメントはできないと回答した。

 またチーフ・キーフのハッキングへの関与も不明だ。音楽ブログサイト「AllHipHop.com」によるとチーフ・キーフは現在、銃法違反の罪で少年拘置施設に60日間、収容されているという。(c)AFP