【12月13日 AFP】インターネット検索大手のグーグル(Google)は12日、今2012年に最も多く検索されたキーワードのランキング、「Google Zeitgeist 2012」(グーグル・ツァイトガイスト)を発表した。

 調査対象となった55か国での検索キーワードを、838のカテゴリー(部門)に分けて調べたところ、世界で最も多く検索されたキーワードは、米歌手ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)さんだった。急死をきっかけに、世界中からの関心が高まったと見られる。

 韓国のパフォーマー、PSYの「江南スタイル」も、一部の国では最も多く多く検索されたキーワードだ。世界全体でも、ヒューストンさんに続く第2位となった。PSYの動画はグーグル傘下の動画共有サイト、ユーチューブ(YouTube)でも、史上最多の再生回数を記録している。

 3番目に多かった検索キーワードは、米東海岸に甚大な被害をもたらしたハリケーン「サンディ(Sandy)」。アップル社のiPad 3、ビデオゲームのDiablo 3、先ごろ妊娠を発表した英ウィリアム王子(Prince William)の妻キャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)、ロンドン五輪もトップ10にランクインした。

「アスリート」では、ロンドン五輪のスター選手や米プロバスケットボール協会(NBA)のジェレミー・リン(Jeremy Lin)選手が上位に入ったほか、「出来事」では、フリーフォールで世界記録を達成したオーストリアのフェリックス・バウムガルトナー(Felix Baumgartner)さん、激戦が続いた米大統領選とそのネガティブキャンペーン、SOPAやACTAなどインターネット規制に関する法案などが上位に挙げられた。

 なお、グーグルのアミット・シンガル(Amit Singhal)上級副社長によると、検索キーワードとしてよくある言葉が多くを占めた一方で、10か国では、「愛とは何か?」が1位になった。副社長は、「世界中の人々が2012年、何を検索したかを見て楽しんで欲しい」と述べている。

 結果の詳細は、google.com/zeitgeist/2012で確認することができる。(c)AFP