【11月12日 AFP】台湾のスマートフォン(多機能携帯電話)メーカー大手、宏達国際電子(HTC)は11日、米アップル(Apple)との特許侵害訴訟で両社が和解に達したと発表した。HTCは和解には両社が今後10年間、互いの特許に使用許諾を与えることが含まれると明らかにしたが、それ以上の詳細は明らかにしていない。

 HTCとアップル間の特許訴訟は、米国際貿易委員会(US International Trade CommissionITC)に提訴されたものを含め世界で20件を超えていたが、これらは全て終結することになる。

 HTCは独自のスマートフォンを販売しているほか、インターネット検索最大手グーグル(Google)のスマートフォン「ネクサス・ワン(Nexus One)」をはじめ各大手メーカーのスマートフォンも製造している。

 スマートフォンの特許技術をめぐっては、大手メーカーが互いを訴え合う状況が続いている。アップルはグーグルの携帯用基本ソフト(OS)、アンドロイド(Android)を採用したHTCなどのスマートフォンメーカーがアップルの特許を侵害していると非難してきた。(c)AFP/Benjamin Yeh