【10月24日 AFP】米アップル(Apple)は23日、米カリフォルニア(California)州サンノゼ(San Jose)でイベントを開き、同社のiPadより小型の新型タブレット端末「iPad mini」を発表した。

 イベントに登場したフィル・シラー(Phil Schiller)上級副社長は「これは単にiPadを小さくしたものではない。全く新しく設計されたものだ」と述べた。

 ディスプレーのサイズ(対角線の長さ)は従来のiPadが9.7インチ(約25センチ)だったのに対し、iPad miniは7.9インチ(約20センチ)。重さは0.68ポンド(約308グラム)と従来のiPadの半分未満で、厚さは7.2ミリとなっている。

 価格は記憶容量が16GBでWi-Fi接続のみのモデルが329ドル(約2万6000円)、同じ記憶容量でWi-Fiと携帯電話回線にも接続できるモデルは459ドル(約3万7000円)。記憶容量が64GBでWi-Fiと携帯電話回線にも接続できる最上位モデルは659ドル(約5万3000円)。

 26日から予約を受け付け、11月2日にWi-Fi接続のみのモデルを米国およびアジアと欧州の30か国以上で発売する。

 アップルは同じイベントで第4世代のiPadも発表した。こちらの価格はWi-Fi接続のみの16GBモデルで499ドル(約4万円)。(c)AFP/Glenn Chapman