【8月30日 AFP】スリランカ航空(Sri Lankan Airlines)は29日、重さ84キログラムあるパイロット用の分厚い紙マニュアルを撤廃し、代わりに660グラムのタブレット型端末「iPad(アイパッド)」を採用したと発表した。

 同航空によれば、機体の操縦や緊急操作のマニュアルや航路図といった印刷物をコックピットからなくす取り組みはアジアの航空会社としては初だという。軽量機器への切り替えは、スリランカの航空安全規制当局の許可を受けて実施された。

 前年に190億ルピー(約270億円)の損失を出したスリランカ航空は現在、エアバス(Airbus)A340型機6機を含む21機を運航している。(c)AFP