【6月28日 AFP】米インターネット検索最大手グーグル(Google)は27日、米サンフランシスコ(San Francisco)で開いた開発者イベント「Google I/O」で、自社ブランドのタブレット端末「Nexus 7」を発表した。アップル(Apple)のiPadやアマゾン・ドットコム(Amazon.com)のキンドル・ファイア(Kindle Fire)に挑戦する。

 台湾のアスーステック・コンピューター(Asustek Computer)製で、7インチのディスプレーを搭載。重量は340グラムとペーパーバックの半分程度で、正面にカメラが付いている。OSはグーグルのアンドロイド(Android)を搭載している。

 オーストラリア、カナダ、英国、米国のグーグルのオンラインコンテンツ販売サイト、グーグルプレイ(Google Play)で予約を受け付ける。価格は199ドル(約1万6000円)で、出荷開始は7月半ばの予定だ。

 グーグルプレイで販売されている楽曲や電子書籍、電子雑誌などを購入する際に使える25ドル(約2000円)分のクーポンが付いてくる。

 同時に、テレビやスピーカーに映画や音楽をワイヤレスでストリーミングすることができる新製品「Nexus Q」も発表した。Nexus QもOSにアンドロイドを採用している。グーグルは新しいハードウエアでグーグルプレイをてこ入れする方針だ。

 米マイクロソフト(Microsoft)も前週、タブレット型端末「サーフェス(Surface)」を年内に発売すると発表したばかりだった。(c)AFP/Glenn Chapman