【4月11日 AFP】米アップル(Apple)は10日、同社のMac OS搭載パソコンを狙ったウイルス「Flashback」を駆逐し、ウイルスを操作するハッカーたちのネットワークを停止させるべく対応を進めていると発表した。

 アップルが公式に、Macを狙ったこのウイルスの存在を認めたのはこれが初めて。同社は、ウイルスが利用していたセキュリティーの抜け穴はすでに修正プログラムによってふさがれており、現在はウイルスを駆逐する段階に入っているとしている。

 アップルはサポートサイト上で「マルウエア(悪意のあるソフトウェア)を検知・削除するソフトを開発中だ」との声明を発表した。

 コンピューターセキュリティの専門家らは先週、60万台に及ぶMacパソコンがこのウイルスに感染している恐れがあると警告していた。アップルによれば、FlashbackはJavaプログラムのぜい弱性を利用したウイルスだという。(c)AFP

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