【3月22日 AFP】携帯電話への着信をユーザーの体に施されたタトゥー(入れ墨)にバイブレーション(振動)でお知らせ――フィンランドの携帯端末大手ノキア(Nokia)がこんな技術での米国特許取得を目指している。

 同社が21日にインターネット上で公開した特許出願書によると、携帯電話が発する磁気波がタトゥーに「感知できる程度の刺激」を与え、ユーザーに電話・メールの着信やバッテリー残量の低下を知らせるというもの。タトゥーには高い磁気特性を帯びたインクを使うという。

 ノキアが前年末に米特許商標局(USPTO)に提出した特許申請では、「感知できる程度の刺激」の例として「ユーザーの肌に描かれた絵を振動させる」を挙げている。タトゥーを入れる場所は他人から見える部位でも見えない部位でもかまわないという。

 ユーザーはタトゥーで感じる刺激の強さやタイミングを発信者ごとに変えたり、電話かメールかで使い分けることが可能。ユーザーの肌に描かれた磁場の特性によって、振動の長短・強弱などを変えることができるという。(c)AFP