【2月23日 AFP】米グーグル(Google)がウェブブラウザーのプライバシー設定を迂回していた件について21日、プライバシー尊重派、弁護士、さらにはマイクロソフト(Microsoft)からグーグルに非難が集中している。

 騒動の発端は前週、米グーグル(Google)の広告関連企業3社による、ユーザー情報などを記録する電子ファイル「クッキー」が、米アップル(Apple)のPCやiPhoneなどで使われているウェブブラウザー「Safari(サファリ)」のトラッキング(追跡)拒否機能を回避していたことが判明したことだった。調査は、米スタンフォード大学(Stanford University)の院生によって行われた。

 そしてマイクロソフトも21日、同社ウェブブラウザー「インターネット・エクスプローラー(Internet ExplorerIE)」で同様のケースが確認できたと発表した。

 プライバシーより利益を優先したと非難されているグーグルだが、この件については、あくまでオンラインプライバシーの保護対策において「副作用」として生じたものだと主張している。

 前週の公表を受け、グーグルはこのクッキーの使用を既に停止している。(c)AFP/Glenn Chapman