【2月16日 Relaxnews】男女の行動には、オンライン上でも現実世界と同様の違いがみられることが、調査企業Porter Novelliのアナリスト、ヘレン・ノウィッカ(Helen Nowicka)氏の調査で分かった。

 この調査は、英ロンドン(London)で13日から17日まで開かれている「ソーシャル・メディア・ウィーク(Social Media Week)」の一環として行われたノウィッカ氏の講演会で発表された。

 オンライン上のコミュニケーションについて調べたノウィッカ氏の調査結果によると、男女の間でいくつか主だった違いが見られたという。

 ソーシャルメディアについて、女性は現実世界の関係を補強する手段として用いており、主に友人や家族との交流に利用していた。これに対し、男性はステータスを共有する手段とする傾向が強く、自分の意見を公開する場として利用していた。

 ソーシャルメディアを利用する頻度は、週1回以上利用とする回答は女性が65%、男性が51%で、女性の方が利用頻度が高くなっている。

 ソーシャルメディアを通じた知人との交流率も女性の方が、やや割合が高い。ソーシャルメディアで知人の投稿や写真をチェックしたり、書き込みをしたりするとの回答は、女性が93%。これに対し、知人の投稿を読むと答えた男性は89%、知人のプロフィールに書き込みをするとの回答は84%だった。

 男性は自分の意見を広めるためにソーシャルメディアを利用するとの調査結果は、ツイッターの利用率にも反映されている。ツイッターの利用率は男性が35%、女性が27%だった。

 さらに、男性の方がブログ好きであることも明らかになった。積極的にブログを更新している男性は34%で、女性の24%よりも多い。また、他人のブログを読むのが好きとの回答も、女性の46%に対し、男性は54%となっている。(c)Relaxnews/AFPBB News