【2月14日 AFP】米ノースカロライナ(North Carolina)州の怒れる父親が、娘のノートPCに9発の銃弾を撃ち込む動画が、米動画サイト「ユーチューブ(YouTube)」に投稿されて話題を集めている。ネットでは、この父親の親としての能力をめぐり、議論が盛んだ。

 動画「フェイスブック流しつけ:問題のあるティーンに向けて(Facebook Parenting: for the troubled teen)」を投稿したトミー・ジョーダン(Tommy Jordan)さんは動画の中で、15歳の娘が自分と妻に対する不満を米SNSフェイスブック(Facebook)に投稿したことに腹を立てたのだと経緯を語った。

 ジョーダンさんは据え付けられたビデオカメラに向かってこう語っている。「この動画は娘ハンナと、何より、ハンナのちょっとした反抗心の投稿をかわいいと思ったフェイスブックの友達全員に向けたものだ」

 動画は、カウボーイ帽をかぶりタバコを吸いながら登場したジョーダンさんが、フェイスブックの娘の投稿を、怒りをあらわに読み上げるところから始まる。

 フェイスブックの投稿の中で、娘は家事をやらされることに対する不満をつづっていた。これにジョーダンさんは、「家事に金を払えだと?頭が変になったか?おまえはそれほどつらい人生を送ってきたわけじゃないが、これから送ることになるだろう」と応答。

 さらに、娘の投稿を「失礼だ」と批判したジョーダンさんは、「これをやめさせるぞ」と宣告し、カメラを持ち上げて地面に置かれたノートPCを映した。

「そこにあるのはおまえのノートPC」とジョーダンさん。「ここにあるのはおれの45口径」。そしてジョーダンさんは、ノートPCを拳銃で撃ち始める。

 この動画は8日にユーチューブに投稿され、わずか2日後には210万再生された(13日現在は2000万回以上)。

 また、ジョーダンさんの親としての姿勢をめぐり、ネットでは激論が繰り広げられ、ユーチューブのコメント欄には3万6000件のコメントがつき(13日現在は15万件)、ジョーダンさんのフェイスブックページでも議論が続けられている。

 反対意見も多くあるものの、大半の人は、ジョーダンさんの行動を評価しているようだ。(c)AFP

【動画】「Facebook Parenting: For the troubled teen」(英語)