【1月24日 AFP】ゲーム大手セガ(Sega)のゲーム機が、お茶の間を飛び出し日本全国のトイレに進出中だ。このゲーム機は、小便のスピードや音量を競う「トイレッツ(Toylet)」。居酒屋の男性トイレを中心に展開している。

 「トイレッツ」は男性トイレの小便用便器に設置する。便器内のセンサーにおしっこがかかるとスイッチオン。ゲームのディスプレーは、ちょうど目線の高さに配置されている。

 現在のゲームコンテンツは5タイトル。「溜めろ!小便小僧」は、おしっこの量を競うゲーム。「ぶっかけバトル!鼻から牛乳」では、前に同じ便器を使った人と、おしっこの勢いを競う。「ドキッ!暴風警報発令」は、おしっこの勢いでディスプレー内に風を吹かせて女性のスカートをめくるゲームだ。

 すでに「トイレッツ」は、国内の居酒屋やショッピングモールなど100店舗の130トイレに設置されている。1台あたりの費用は15万円。

 店舗側の利点は、利用者がゲームで注目を十分に集めたディスプレイにデジタル広告を表示できることだ。

 また、セガ広報によれば、トイレを済ませてテーブルに戻った客が、仲間に面白い話題を提供できるという利点もある。さらに、トイレッツに関心をひかれた使用者が思わず便器に一歩近づく心理的な影響によって、便器周辺に小便が飛散することを防ぐ効果もあるようだ。セガの話では、トイレの清潔感が増したと顧客からの反応も上々だという。(c)AFP

【参考】「トイレッツ」の公式サイト