【11月17日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)は16日、音楽配信サービス「グーグル・ミュージック(Google Music)」を正式公開し、楽曲の販売を開始した。米国のユーザーは無料で利用できる。米アップル(Apple)のオンライン・ミュージックストア「iTunes」や米アマゾン(Amazon)のオンライン・ショップとの直接対決がいよいよ始まった。

 楽曲の購入は、グーグルのOS「アンドロイド(Android)」搭載機種向けダウンロードサイト「アンドロイドマーケット(Android Market)」から直接行える。近日中にアンドロイド搭載型のスマートフォンやタブレットPCにもサービスを拡大する。

 グーグル・ミュージックでは、アンドロイドマーケットで購入した楽曲を1回の視聴に限り、グーグルのSNS「グーグルプラス(Google+)」の「友だち」と共有できる。また、インディペンデント系のミュージシャンが自分たちの楽曲を好きな価格で販売することもできるようになっている。

 グーグル・ミュージックは、米4大音楽レーベルのうちユニバーサル・ミュージック・グループ(Universal Music Group)、EMIミュージック(EMI Music)、ソニー・ミュージックエンタテインメント(Sony Music Entertainment)と提携。これらのレーベルに所属する英ロックバンド、ローリング・ストーンズ(Rolling Stones)やコールドプレイ(Coldplay)、コロンビア出身の歌手シャキーラ(Shakira)などが、新サービス立ち上げを祝して、特別バージョンの楽曲などを無料提供している。(c)AFP/Leila Macor