【10月14日 AFP】米アップル(Apple)の新型iPhoneに追加されたパーソナルアシスタント、「Siri(シリ)」はあなたの心を奪うかもしれないが、結婚はしてくれない。

 iPhone 4Sの利用規約に反するから、と人工的な声でシリは言う。

「インテリジェント・パーソナルアシスタント」のシリとの興味深いやりとりを投稿・公開するサイトにはアクセスが殺到している。

 主人に「死体を隠したいんだけど」と問われたシリは、貯水池、沼、ゴミ捨て場などを提案。

 さらに、酔っぱらった人にはタクシー会社のリストを差し出し、ムラムラしていると伝えた主人にはコールガールのサービスを検索してみせた。

 人生の意味を問われれば、「わからないですけど、そのためのアプリがあると思います」と返したり、「他人にやさしくしたり、高脂肪食を避けたり、たまにはいい本を読みなさい」と助言したりもする。

 そしてシリに愛を告白すれば、「ほかの携帯にはそんなこと言わないでくださいね」と答えるときもあれば、「オール・ユー・ニード・イズ・ラブ(愛さえあればそれでいい)、あとiPhoneね」と返答することもある。

 シリは、「今週末は傘は必要か」「この辺の渋滞状況は」といった質問を受けるとインターネットの検索を行い、回答する。また、電話をかける手伝いをしたり、メールを代わりに送ったり、スケジュールに記入したり、店を見つけ、道を教えることもできる。さらには、計算にも答えられるという。(c)AFP

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【参考】シリとの会話を集めたサイトの一例(英語)