【9月30日 AFP】世界中の人間が最も幸福を感じる時間帯は朝――。ツイッター(Twitter)上の膨大なメッセージを分析した研究結果が、29日の米科学誌サイエンス(Science)に発表された。

 米コーネル大(Cornell University)の社会学者らは、ポジティブな言葉(熱狂、喜び、積極性、明るさなどを表す言葉)を検出できる言語ソフトを使って、2年間にわたり、84か国240万ユーザーの計5億900万のつぶやきを分析した。ただし、対象としたのは英語のみ。

■ポジティブな言葉が多いのは朝と週末

 その結果、ポジティブな言葉が最も多く発せられたのは朝だった。ただし、大半の人にとっての始業時間にあたる午前の中ごろになると、ポジティブな気持ちは薄らぎ始めた。

 ポジティブな言葉が次に多かったのは真夜中付近だった。また、この時間帯を過ぎると、ネガティブな言葉(苦悩、恐れ、怒り、罪悪感、嫌悪感など)は急激に減った。

 曜日別でポジティブな言葉が多かったのは、土曜と日曜だった。

 以上の結果は、ポジティブな気持ちが職場でのストレスや睡眠不足や起床時間の早さなどに関係している可能性を示しているという。(c)AFP