【9月14日 AFP】米マイクロソフト(Microsoft)は今週米カリフォルニア(California)州で開催中の開発者向けイベント「BUILD」で、パソコン用新基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8(開発名)」を披露した。

 13日に会場で講演したマイクロソフトのスティーブン・シノフスキー(Steven Sinofsky)ウィンドウズ担当プレジデントは正式リリース後のウィンドウズ8は幅広い種類のハードウエアで動作し、そのいずれでもスマートフォンやタブレット型端末などで一般的になったスクリーンにタッチする方法で操作できると述べた。

 また新OSは複数のアプリケーションを協調して動作させることができ、ウィンドウズ8を搭載したハードウエア間でファイルを同期できるように設計されている。シノフスキー氏はデスクトップPCの内臓カメラで撮影した画像をタブレットPCの小画面に表示させてこの点を説明した。

 マイクロソフトはウィンドウズ8向けアプリケーションを開発する独立系デベロッパーの獲得に熱心で、「BUILD」の参加者5000人にウィンドウズ8をインストールしたタブレットPCを無料配布した。また「BUILD」に参加できない開発者もウェブサイト「dev.windows.com」で、GMT14日午前3時(日本時間同日正午)からウィンドウズ8をダウンロードできる。

 開発者たちからの意見や感想を受けてウィンドウズ8は改良される。完成版の公開時期についてマイクロソフトは明らかにしていない。(c)AFP/Glenn Chapman

【参考】ウィンドウズ8のダウンロードサイト