【9月13日 AFP】韓国サムスン電子(Samsung Electronics)は12日、携帯電話技術に関する3件の特許侵害で7月に米アップル(Apple)を仏パリ(Paris)の裁判所に提訴していたことを明らかにした。

 サムスン電子広報によると、特許侵害の対象はアップルがスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット型端末に用いた技術で、デザインに関するものではないという。

 第1回の審理は、12月にパリ地裁で行われる予定。 

 関係者によると、サムスン側が問題にしているのは、第3世代(3G)携帯電話に用いられるUMTSという特許技術だ。訴状では、アップルのスマートフォン「iPhone 3G」「iPhone 3GS」「iPhone4」と、初代と第2世代のタブレット型端末「iPad」を特許侵害の対象としているという。

 アップルとサムスン電子の攻防をめぐっては前週、独デュッセルドルフ(Duesseldorf)地裁が、ドイツ国内でのサムスンのタブレット端末「ギャラクシータブ10.1(Galaxy Tab 10.1)」の販売差し止めを命じており、サムスン側は控訴の構えを見せている。(c)AFP

【関連記事】訴訟合戦またアップルに軍配、サムスンのタブレット端末に販売禁止令