【4月25日 AFP】エジプトのホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)政権を倒した市民革命で一躍英雄となった米グーグル(Google)幹部のワエル・ゴニム(Wael Ghonim)氏(30)が24日、グーグルを一時離職して、エジプトに非政府組織(NGO)を設立する計画を発表した。

 ゴニム氏はマイクロブログのツイッター(Twitter)で、「@Googleから長期休暇を得てテクノロジーに焦点をあわせたNGOを設立し、エジプトの貧困と闘い、教育を育成する」と明かした。

 中東・北アフリカにおけるグーグルのマーティング部門を率いたゴニム氏は、米SNS大手フェイスブック(Facebook)を通してムバラク体制の打倒運動に寄与した。エジプト警察に12日間にわたって拘束されたが、釈放後に米CBSテレビの「60ミニッツ(60 Minutes)」に出演。「ソーシャルネットワークがなければ(体制打倒運動は)起きていなかっただろう。フェイスブックやツイッター、グーグル、ユーチューブ(YouTube)がなければ、何も起きなかっただろう」と語っていた。(c)AFP

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