【3月3日 AFP】米アップル(Apple)は2日、タブレット型携帯端末「iPad(アイパッド)」の次世代モデル「iPad 2」を発表した。病気療養中のスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)最高経営責任者(CEO)が自ら説明した。

 トレードマークとも言うべき黒のタートルネックとブルージーンズという服装で登場したジョブズ氏。以前よりもやつれた様子だが、終始エネルギッシュで、「この製品には長い時間をかけた。この素晴らしい機会を逃したくはなかった」と語った。

 iPad 2は厚さが初代iPadの約3分の2で、スマートフォン「iPhone 4」よりも薄い。重量も約680グラムから約590グラムと軽量化した。本体の前面と背面にカメラが搭載され、写真と動画の撮影、テレビ電話を可能にした。

 A5プロセッサの採用により高速化を実現。バッテリー駆動時間は10時間と、これまでと変わらない。色は黒と白の2色。

 動画編集ソフト「iMovie(アイムービー)」、音楽制作アプリケーション「GarageBand(ガレージバンド)」なども用意されている。

 米国での価格は初代と同じ499ドル(約4万1000円)から。米国では今月11日に発売し、日本を含む26か国では同25日に発売される。

 iPadは前年4~12月に約1500万台が売れ、約100億ドル(約8200億円)の収益を生み出している。(c)AFP/Glenn Chapman