【1月10日 AFP】米ラスベガス(Las Vegas)で9日閉幕した世界最大級の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(Consumer Electronics ShowCES)」では、タッチパネルのタブレット端末が最大の注目を集めた。中でもイベントのスターは、自らは機器を1つも出品していなかった米グーグル(Google)だったといえる。

 CESの「ベストガジェット賞」を受賞した米モトローラ・モビリティ(Motorola Mobility)のタブレット型端末「Xoom」は、米グーグル(Google)の基本ソフト(OS)「アンドロイド(Android)」のタッチパネル端末版「ハニカム(Honeycomb)」を搭載している。

 他にも、韓国のLG電子(LG Electronics)、中国の聯想(レノボ、Lenovo)、米デル(Dell)、台湾の華碩電脳(アスーステック、ASUS)、日本の東芝(Toshiba)など多くのメーカーが、ハニカム搭載のタブレット端末をCESに出品した。

 現時点のタブレット端末の王者は米アップル(Apple)の「iPad」だが、多くのスマートフォン(多機能携帯電話)メーカーに採用された実績のあるアンドロイドが、タブレット分野の一大勢力になりつつあるといえる。(c)AFP/Charlotte Raab