【12月30日 AFP】ソニー(Sony)が、携帯型ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PlayStation Portable)」を土台にしたスマートフォン(多機能携帯端末)を来春にも欧米で発売する可能性があると、朝日新聞(Asahi Shimbun)が28日に報じた。

 プレイステーションの小型機種「PSP Go」を土台に、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(Sony Ericsson Mobile Communications)が開発を担当し、OSには米グーグル(Google)の「アンドロイド(Android)」が採用されるとみられる。

 ソニーは、最先端のゲームが楽しめるプレステを土台にした新型スマートフォンで米アップル(Apple)のiPhoneやカナダのリサーチ・イン・モーション(Research In MotionRIM)のブラックベリー(Blackberry)、フィンランド・ノキア(Nokia)の携帯端末などを追撃する考えで、停滞するゲーム市場において売り上げの起爆剤となることを期待しているという。

 一方、ソニーは朝日の報道について、「憶測にすぎない」としてそれ以上のコメントを拒否した。(c)AFP