【12月22日 AFP】韓国政府は21日、プロパガンダ戦略として北朝鮮がマイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」や動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」に開設したアカウントに、韓国人が投稿、返信などの行為を行った場合は処罰対象となると警告した。

 2011年の計画の一部として法務省が定めたもので、北朝鮮政府が開設したツイッターアカウントにつぶやき(コメント)を残したり、リツイート(つぶやきの引用)、返信などが処罰対象となる。具体的な処罰内容は不明。

 中央日報(JoongAng Daily)によると、黄希哲(ファン・ヒチョル、Hwang Hee-Chul)法務次官は、3月の哨戒艦「天安(Cheonan)」が爆発・沈没事件や、前月の延坪(Yeonpyeong)島砲撃など、北朝鮮による敵対行為をうけての措置だと説明した。

 北朝鮮は8月、新たなプロパガンダ戦略として、「uriminzok」(わが民族)のアカウント名でツイッターにアカウントを開設。数か月後にはユーチューブにもアカウントを開設した。

 これまでに北朝鮮ツイッターのフォロワーは1万人を超え、ユーチューブにも600件以上の投稿があった。その内容はほとんどが「天安」沈没事件への関与の否定や、韓国や米国を非難するものとなっている。(c)AFP

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