【10月16日 AFP】米マイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」広報は15日、セレブたちの現在地を追跡するサービス「JustSpotted」への「つぶやき」データの提供を中止したと述べた。

 JustSpottedは、ツイッターや米SNSフェースブック(Facebook)、その他のロケーションベースサービスなどから情報を取得して、セレブの現在位置を追跡してオンライン地図に表示するサービスを19日に開始する予定。

 しかし、ツイッター広報はAFPの取材に「JustSpotted.comはわれわれがライセンス供与した製品ではない。そのため、JustSpottedとの取り決めを打ち切った」と述べた。

 15日時点で、JustSpottedのウェブサイトには世界地図が表示され、映画俳優からバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世までの所在地を示すピンが立てられていた。

 JustSpotted創業者で最高経営責任者(CEO)のAJ Asver氏は、「JustSpottedは、あなたの好きなセレブが今何をしていて、最後にどこで目撃されたかを見せるサービスだ」と説明する。同サイトでは、セレブの目撃情報や、セレブが何をしているかといったツイッターのつぶやきなどの情報をふるいにかけているという。

 JustSpottedがストーカーの情報源になるのではとの懸念の声も上がっているが、JustSpotted側は「セレブフレンドリー」を自負し、セレブたちが自分の写真やメッセージを広報するために同サイトを利用する取り決めもできると述べている。(c)AFP