【9月2日 AFP】米アップル(Apple)のスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)最高経営責任者(CEO)は1日、携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」の3機種を刷新し、来週発売すると発表した。

 新しい「iPod Touch(タッチ)」はフロントカメラとバックカメラを搭載し、ビデオ通話が可能。無線LANのWi-Fi(ワイファイ)とアップルのプログラム「フェースタイム(FaceTime)」を通じて、ほかのiPhone(アイフォーン)や「タッチ」ユーザーとビデオチャットを楽しむことができる。

「タッチ」は8GBモデルが229ドル(約1万9000円)、32GBモデルが299ドル(約2万5000円)、64GBモデルが399ドル(約3万4000円)。「iPod Shuffle(シャッフル)」は49ドル(約4000円)、「iPod Nano(ナノ)」はタッチスクリーンモデルが149ドル(約1万3000円)から。

■人気いまいちのアップルTVは価格を下げる

 テレビ番組や映画をネットを介して高解像度テレビで再生するセットボックス「アップルTV(Apple TV)」の次世代機も併せて発表された。価格は従来の229ドル(日本での価格は2万900円)から99ドル(約8000円)へ大幅に下げた。

 アップルTVは2007年に発売されたが、これまでのところ人気は今ひとつだ。

 音楽・映像の配信・管理ソフト「iTunes」の最新バージョン「iTunes 10」と音楽関連情報を共有できるソーシャルネットワーク「Ping」も発表された。(c)AFP/Glenn Chapman