【7月29日 AFP】米SNSサイト、フェースブック(Facebook)は28日、ユーザーが別のユーザーに質問できる機能「Facebook Questions」のベータ版の運用を一部ユーザーを対象に開始した。

 知りたいことがあるユーザーはページ上部に表示されるボタン「Ask Question(質問する)」をクリックし質問を書き込む。例えばコスタリカに行く予定の人が「コスタリカでサーフィンに最適の場所は?」と書き込めば地元サーファーが教えてくれる、などの利用法が見込まれる。

 質問および回答はインターネット上の全ユーザーに公開されるという。

 質問には「写真」「サイクリング」などのタグをつけることもできる。同社はこの新機能で、5億人を超えるフェースブックユーザーの「集合知」にアクセスできるようになるとしており、ユーザーの意見を参考にしながら開発を急ぐ方針だ。

■各社も同様のサービス

 同様の機能はほかのネット企業も提供している。米インターネット検索のAsk.com(旧Ask Jeeves)は27日、検索エンジンに送られてきた質問に専門知識を持つ人が回答する新サービスの試験運用を開始した。

 また、検索最大手グーグル(Google)は2月、「ソーシャル検索」サービスを提供するアードバーグ(Aardvark)を買収した。ヤフー(Yahoo!)にも「ヤフー・アンサーズ(Yahoo! Answers)」というサービスがある。新興企業のクオーラ(Quora)も、ユーザーの質問に別のユーザーが答えるサービスを提供している。(c)AFP