【6月8日 AFP】米アップル(Apple)は7日、米サンフランシスコ(San Francisco)で開催した開発者会議「ワールドワイド・デベロッパーズ・カンファレンス(Worldwide Developers ConferenceWWDC)」で、同社の携帯電話端末iPhone(アイフォーン)の新型機「iPhone4」を発表した。ビデオチャット機能や高解像度ビデオの撮影・編集機能、高精細ディスプレーなどの特徴をもつ。

 今月24日から日本、英国、フランス、ドイツ、米国で発売され、米国での価格は16ギガバイトモデルが199ドル(約1万8000円)、32ギガモデルが299ドル(約2万7000円)。色は白と黒の2種類。

 アップルのスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)最高経営責任者(CEO)は、「われわれは、前モデルのiPhoneの発売以来の大きな飛躍を遂げる」と語った。

 iPhone4は、iPhone同士でビデオ会議などが可能なように本体前面にビデオカメラが取り付けられているほか、写真撮影機能の向上、バッテリー性能の向上、高精細ディスプレー、「フェースタイム(FaceTime)」と呼ばれるビデオチャット機能など100以上の新たな特徴が付加されている。

 3.5インチのタッチスクリーンは前モデルと同じ大きさだが、ピクセル数は前モデルの4倍の1インチあたり326ピクセルとなっている。搭載するカメラも、これまでの3メガピクセルから5メガピクセルに強化された。

 検索エンジンも、グーグル(Google)やヤフー(Yahoo)のほかに、マイクロソフト(Microsoft)のビング(Bing)が使えるようになった。なお、初期設定は前モデル同様、グーグルだ。(c)AFP/Isabelle Boucq