【5月21日 AFP】米インターネット検索大手のグーグル(Google)が、その王国をお茶の間にまで拡大しようとしている--同社は20日、ソニー(Sony)、米半導体大手インテル(Intel)、IT機器のスイス大手ロジテック(Logitech)と提携し共同開発したインターネット対応テレビ、「グーグルTV(Google TV)」を今秋発売すると発表した。

 グーグルの幹部らは、米アップル(Apple)のアップルTV(Apple TV)などが先駆けとなったインターネットとテレビの融合によるサービス提供を引き継ぎ、「テレビの未来を変える」プラットフォームだと意気込んでいる。

 グーグルのリーシー・チャンドラ(Rishi Chandra)担当プロダクト・マネージャーは「ユーザーはもうテレビかウェブかと迷う必要はない。両方一緒に手に入る」と語った。

 グーグルTVは同社の携帯電話向けOS「アンドロイド(Android)」をテレビ用に改良し、ブラウザーには同社の「クローム(Chrome)」を使用。ソニー製のネット対応テレビか、既存のテレビにロジテック製の専用機器を接続し、インターネット・コンテンツにアクセスする。

 ソニーとロジテックによると、米国では年末のクリスマスシーズンまでに発売、翌年入って世界的に発売する。(c)AFP/Glenn Chapman