【4月13日 AFP】米ソフトウエア大手マイクロソフト(Microsoft)は12日、若者層をターゲットとしてソーシャルネットワーキングサービス(SNS)機能を強化したスマートフォン・シリーズ「Kin One」と「Kin Two」を発表した。どちらも、タッチスクリーン式の画面にスライド式のキーボードを備えている。

 シャープ(Sharp)が製造し、米国では5月からベライゾン・ワイヤレス(Verizon Wireless)が販売する。英国、ドイツ、イタリア、スペインでは英携帯電話ボーダフォン(Vodafone)と提携し、秋ごろから販売する。価格は明らかにしていない。

 マイクロソフトで携帯部門を担当するデレク・スナイダー(Derek Snyder)氏は、「Kin」シリーズの開発にあたり、ソーシャルネットワークが要石となったことを明かした。

「Kin」端末のホーム画面では、フェースブック(Facebook)やマイスペース(MySpace)、ツイッター(Twitter)などからの最新フィードが常に一覧できる。

「Spot」と呼ばれる場所に動画や写真、テキストメッセージ、ウェブサイトなどをドラッグすることで、これらのコンテンツをユーザー間で共有することができる。

「Kin One」は500万画素のデジタルカメラを内蔵している。「Kin Two」は「Kin One」より、スクリーン、キーボードとも、やや大きめ。デジタルカメラの画素数は800万で、高画質画像の録画・再生が可能。

 どちらも、マイクロソフトの携帯音楽プレーヤー「Zune」専用のオンラインストア「Zune Marketplace」から、音楽や映画をダウンロードできる。(c)AFP/Isabelle Boucq