【3月15日 AFP】入力語が含まれるウェブサイトの一覧を表示する従来の検索エンジンと異なり、事実に関する質問に答える「ナレッジエンジン」として注目されている「ウルフラム・アルファ(Wolfram Alpha)」が14日、前年開始されたウェブサイトやウェブサービスに贈られる米国のメディア賞で最優秀賞に選ばれた。

 テキサス(Texas)州オースティン(Austin)で開催中のメディアの祭典『サウス・バイ・サウスウェスト(South By South WestSXSW)』が毎年、新たに立ち上げられたサイトやサービスに贈る「ウェブ・アワード(Web Awards)」で、ビジネス向けサービスや携帯電話サービス、ブログ、ゲーム、画像関連サイトといった各カテゴリーの最優秀賞の中でも、最も画期的なものに贈られる「ベスト・オブ・ショー」をウルフラム・アルファが受賞した。

 ウルフラム・アルファの特徴はサイト上で入力した質問に対し、事実に関する答えを提供するところ。アルゴリズムや自然言語解析などを活用してインターネット上の情報から回答を計算する。例えば歴史上の人物や著名人が亡くなった年齢はいくつかといった質問に答えたり、数式の計算をすることもできる。

 プロジェクトのマネジング・ディレクター、バラク・バーコビッツ(Barak Berkowitz)氏は「人類が蓄積してきた知識を世界中の全員が入手可能にするという夢を実現するために、落とし穴になっていることは何か考えた。そこで検索エンジンはまず第1に事実検索エンジンであるべきだと思ったが、現時点ではまだできていない。だからわれわれが作っているところだ」と語った。(c)AFP