【2月25日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)が、撤退の可能性について言及している中国で求人広告を出した。

 24日に同社サイトに掲載された求人広告によると、同社は北京(Beijin)や上海(Shanghai)、広州(Guangzhou)勤務のエンジニアやセールスマネージャー、リサーチ要員など40人を募集している。

 グーグルは中国政府のインターネット検閲に対する抵抗姿勢を明確にし、中国を発信源とするサイバー攻撃を受けているとも主張して同国からの撤退を示唆していたが、求人広告の掲載によって、同社が撤退の可能性を見直していることが示された。

 中国政府の検閲に反発を示して以降、グーグルが求人を行ったのは初めて。北京の技術コンサルタント会社、アナリシス・インターナショナル(Analysys International)のリ・ツィー(Li Zhi)氏は「グーグルは(中国政府と)問題の解決にあたっている最中だ。同社の中国における今年の事業は、これまでと大きな変化はないだろう」と話している。(c)AFP