【2月19日 AFP】米マイクロソフト(Microsoft)と米ヤフー(Yahoo!)は18日、米司法省と欧州連合(EU)の欧州委員会(European Commission)から、ネット検索・広告事業での提携について、それぞれ承認を得たと発表した。インターネット検索・広告最大手の米グーグル(Google)追撃を狙う。

 両社によると、両機関は制限を付けずに提携を承認。コレを受け、数日以内に提携実施に向けて動き出すという。また、日本、韓国、台湾当局の審査は継続中だという。

 前年7月に発表した合意に基づき、ヤフーはマイクロソフトの検索エンジン「Bing(ビング)」を使用する一方、検索結果と広告の表示をカスタマイズする。ヤフーの検索プラットフォームはマイクロソフトに移され、ヤフーは両社の大口広告主への営業活動を担当する。

 今回の提携により、両社がグーグルにどれだけ迫ることができるかについては、アナリストの間でも意見が分かれている。調査会社フォレスター・リサーチ(Forrester Research)は、グーグルの米国内での企業価値が2014年までに300億ドル(約2兆8000億円)に達すると予測している。(c)AFP