【2月5日 AFP】米司法省は4日、インターネット検索大手グーグル(Google)が進める書籍の電子化をめぐる著作権集団訴訟の修正和解案について、「当初の和解案の問題点が残っている」と指摘し、当事者に再修正を命じた。

 グーグルと米作家協会(Authors Guild)および米国出版社協会(Association of American PublishersAAP)は前年11月、米裁判所に修正案を提出していた。

 司法省はニューヨーク(New York)州連邦地裁に提出した意見書の中で、当事者間の協議には「大幅な進展」があったものの、修正案は著作権や反トラスト法(独占禁止法)上の観点から依然として懸念が「払しょくできていない」としている。

 最終承認に向けた審理は18日に同地裁で行われる。(c)AFP